- はじめに
- 被写界深度表現の設定方法
- ピントの位置と範囲を調整する方法
はじめに
被写界深度表現を適用することで、ぼかし(ピンぼけ)の範囲が設定され、奥行きを表現することができます。
被写界深度は英語で「Depth of field」といい、「DOF」はその略語です。
これを適用するためには、グループポーズの設定とは別にシステムコンフィグで「被写界深度表現を有効にする」をONに設定する必要があります。
初期設定ではONになっていたと思いますが、この設定の確認や変更をするときは、メインコマンド「システムメニュー」→「システムコンフィグ」→「グラフィック設定」→「カットシーン効果」で行えます。
被写界深度表現の設定方法
「被写界深度表現を有効にする」のチェックで設定します。
初期設定ではONになっていて、選択対象のキャラを中心にピントが合い、奥の背景やキャラにぼかしが入るようになっています。
ピントを選択対象以外のキャラに合わせたいときは、2.をご参照ください。
OFFにすると、ぼかしがなくなり、全体がくっきりとします。
「絞り値」では、選択対象のキャラを中心としたピントの合う奥行の範囲を設定できます。数字が小さいほど範囲が狭くなり、大きいほど広くなります。
ぼかしはピントからの距離があるほど強くなりますが、一定以上強くすることはできません。また、形状なども設定できません。もっと強いぼかしや玉ボケ効果などが出せるとより映えると思うのですが、フォーラムで何人かから要望も出されているようなので実装を待ちましょう!
▽こちらは被写界深度表現がONの状態。奥のでぶチョコボやお花にはぼかしがかかっています。
▽こちらはOFF。全体がくっきりしています。
「絞り値」は普段は12~18くらいでいいと思います。
この数字を調整することはあまりないと思いますが、複数のキャラを撮るときに、選択対象以外のキャラがぼけてしまうときは「絞り値」を大きくしてピントの合う範囲を大きくしてみましょう。
ピントの合う範囲は構図によって変わるので、構図を決めた後に調整しましょう。
▽わかりにくいですが左はオスラくんの顔が少しピンぼけしています。絞り値を大きくすることで、オスラくんの顔までピントの合う範囲を広くしました。
ピントの位置と範囲を調整する方法
被写界深度表現の適用時、「マニュアルフォーカスを有効にする」をONにするとフォーカス位置(ピントの合う位置)を手動で調整することができるようになります。
OFFでは選択対象のキャラに自動でピントが合うようになります。
フォーカス位置は数字が小さいほど手前、大きいほど奥になります。
▽手前からララフェル、ハシビロコウ、ポチャチョコボに並んでもらいました。フォーカス位置の数字が大きいほど奥にピントが合っているのがわかると思います。
この設定もあまり使う機会はないと思いますが、カメラにかなり近いキャラやその他の被写体にピントを合わせたいときに数字を下げるなどの使い方があります。